銀座創業だから生まれた食感
「一度も、握らない」

1999年 銀座三丁目で創業したおむすび銀座十石。 おむすびのつくり方を教えてくれたのは寿司職人でした。 銀座は築地市場にも隣接し、そのため寿司職人も多い。
そんな地の利をいかしたおむすびなのです。

寿司は、空気をふくんだ舎利が口のなかでほどける食感を良しとします。 その影響をうけ、おむすびも3回前後の握り方がコツだともいわれています。 しかし、銀座十石のおむすびは、空気の含み方にもう一歩こだわりました。
「一度も握らず、海苔でそっと包むだけ」。
握らないおむすびは、独特な食感を実現しました。

「築地から届く」ということ。

銀座十石がお弁当を始めたのは、築地場外市場に仕込み場を設けたことが始まりでした。 ご存知のとおり築地は、世界最大の魚市場。 築地で魚を仕入れて、すぐに焼いてお弁当にできる、これほどの場所はありません。
築地場外市場は、銀座の隣にありながら昭和30年代を彷彿とさせる佇まい。 魚の美味しさとともに、この町並みの雰囲気もお届けしよう、と、 包装紙に一工夫し、お弁当を蠟引き袋にいれました。 蠟引き袋とは、市場で魚を買ったときに入れる紙袋。 紙に蝋(ロウ)が塗ってあるので、水が漏れない。
昔は当たり前に使われ、昔を知る人には懐かしく、今の人には新しい。
その紙袋に包まれたお弁当を、築地市場で働く人たちの写真を帯としてくるっとまく。 お弁当を築地市場の躍動感そのものとしました。
吟味に吟味を重ねた自慢の魚、工夫を凝らしたパッケージ。 今では一番ご注文をいただく商品となりました。

「ご飯がとにかく、うまい!」

当店のおむすびや焼き魚弁当などで一番のこだわりは「お米」です。
おむすびでもお弁当でもお客様に召し上がっていただくものは、食品衛生面からもさめたものです。そのさめた状態で、味や食感の違いが顕著に表れる素材が「お米」だと考えています。
元々、おむすび専門店からはじまった銀座十石です。お米選びには絶大な自信があり、お弁当で使用するお米も同様です。
「つや、粘り、香り、甘味。そして、さめても美味しい」
この条件を満たすお米選びは長年の経験と、お米マイスターとの相談で決まります。
当店のこだわりのお米「新潟県産 新之助」をお届け致します。

「魚が冷めても、うまい!」

なぜ冷めてもうまいのか?それは、鮮度へのこだわりです。
私どもも始めた当初はなぜここまで評価されるのかわからなかったのですが、 それは仕入れの際の冷凍工程でした。 冷凍の回数を減らすことで繊維質もきめ細かいままの状態に保つことができます。
築地に仕込み場があることで、ご注文を頂いてから仕入れ、職人がカットし、 鮮度の高い魚を提供することが可能となっています。
大ぶりな肉厚な魚でも箸がすっと通るのです。

「手土産に。大切な方へのおもてなしに。」

銀座にお店をかまえているからこそ、銀座で商いを営んでいるからこそ、 お客様に正直でありたい。食材選びから、その食材を活かした製法の研究。 デザイン性やパッケージへのこだわりなど。 その結果が銀座手土産で No.2という評価につながったと思います。 おむすび専門店「銀座十石」が築地へ仕込み場をかまえたことで、 さらに表現できる世界が広がりました。

ただ愚直に、

「美味しい」と言っていただける。
「お土産にしたら、喜んでもらったよ」と
言っていただける。

その言葉をいただくために、日々進化していくのが
銀座十石です。

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ごあいさつ

お客様のご利用用途は多岐にわたります。私たちだからこそできる事をどんどん追求し、多くのお客様に喜んでいただける食の提案をし続けてまいります。もちろん召し上がっていただくものは「安心・安全であるもの」。銀座でお店を構えているからこそできる事。築地に仕込み場があるからこそできる事。それぞれを融合した銀座十石ならではのお弁当をぜひ一度、お試しいただけますと幸いです。